介護タクシーは本当に儲かるのか?リアルな実情を解説!
結論から言えば、**「介護タクシーは簡単に儲からない!」**というのが現実です。
介護タクシーの仕組みとは?
介護タクシーは、車椅子や介助が必要な方を乗せて移動をサポートするタクシーです。
一般のタクシーとは異なり、駅や路上でお客様を拾うことはできず、完全予約制が基本。お迎えから送り届けまでが業務となります。
主な利用シーン
お客様の約95%が病院関連の移動です。
- 通院
- 退院
- 転院
その他の利用としては、冠婚葬祭やお花見、お墓参りといったケースもありますが、コロナ禍以降は需要が減少傾向にあります。
そのため、稼ぎ時は病院の営業時間中、特に午前中に集中するのが一般的です。
1日の売上シミュレーション
例えば、以下のような条件で業務を行った場合を考えます。
- 1回の送迎(1搬送)での収入:4,000円
- 午前中:9時~12時に3搬送
- 午後:お迎えが3搬送
合計6搬送できた場合、1日の売上は24,000円となります。
これを月24日稼働した場合の理論売上は、約57万6,000円です。
理想と現実のギャップ
しかし、現実は以下のような課題があります:
- 予約が都合よく埋まらない
午前中や午後のタイミングでお客様の予定がバラつき、効率よく運行できないことが多いです。 - 帰りの予定が重なることも
お客様を待たせるか、同業者に依頼する形になりますが、後者の場合、売上にはつながりません。 - 長距離送迎のジレンマ
距離が長いと1回の売上は大きくなりますが、他の予約を取れなくなるため効率が下がります。
実際の売上例
最近の1週間の売上は、88,000円ほど。
このペースで4週間続けると、月間売上は約35万円となります。
ただし、スケジュールや予約状況に左右されるため、運の要素も大きいのが現実です。
介護タクシーで稼ぐコツとは?
介護タクシーは「時間の切り売り」と言われるほど、効率的な稼働が重要です。
稼ぐためには、以下のポイントが鍵となります:
- 密度の高い予約スケジュールを確保する
- 付加価値の高い仕事(ストレッチャー送迎など)を増やす
まとめ:介護タクシーは「儲ける工夫」が必要
介護タクシーで安定的に儲けるには、効率的な運行や付加価値の提供が欠かせません。
一見すると月収50万円以上も可能に見えますが、実際には予約状況や移動効率次第で大きく変動します。
「介護タクシーで稼ぎたい!」と考えている方は、ぜひ現実的なシミュレーションと計画を立てた上で、運営に取り組んでみてください!
コメント
参考になりました。
やはり儲からないんですね。
元都内でタクドラで2種は取得済み。
介護職員初任者研修と介護福祉士実務者研修も取得済みです。
身内の介護でタクドラ退職。
介護で時間が読めないので訪問介護で働こうかと話し聞きに行ったり・・・。
病院の送迎も検討しました。
今後の選択肢の一つとして検討いたします。
ご覧いただき、ありがとうございます。
行政書士などのHPみると、儲かるような事を書いてますが、所得は意外と低いです。
年金とか国保とかもばかになりません。
介護タクシーのグループに入って仕事をあっせんしてもらう事もできますが、しょせん時間の切り売りなので、限度はあります。
夜間専用で稼いでいる方もおられるようですが、昼夜逆転は体への負担も大きいすよね