台風19号

東日本を襲った台風19号、皆様はどのようにお過ごしになったでしょうか?

私は川崎市多摩区生田に住んでおります。多摩川が作った平地なので、決壊すれば1階は水没してしまう範囲です。なので、備蓄品は事前に準備したうえで、自家用車と営業車は高台のコインパーキングに避難(14時ごろ)。

家族と83歳の母を近くの小学校に避難させようとしたのですが、すでに800名以上が避難しているとの事でちょっと躊躇。自宅で垂直避難したほうが良いのでは? 停電したらどうしよう・・

するとより近い中学校も避難所として開設するとの情報を得て子供二人と母と4人で避難(18:30)。(嫁と犬は自宅避難)。中学校のPTAで役員もしているので、避難してきた方の誘導、畳をひいたり、備蓄品出し、発電機の確認など、忙しいです。

そんな中、搬送依頼の電話も数本頂きましたが、こちらも避難していることを説明し、近隣の同業者を紹介するに留まってしまいました。(同業者は高台なので避難していないはず・・)

ホップケアタクシー 避難所

結果的に、住んでいる地区では大きな被害はありませんでした。わたしも、避難所を体験出来てよかったのですが、電話を断った事が心残りです。

後日談ですが、中学校の避難所会議とやらに参加してきました。
行政が作っている避難所マニュアルは震災を想定しており、地震による全壊の家屋は9%程度で、その人たちが避難してくるとだろうとの想定で、備蓄数は決められているそうです。

今回のような水害は、そもそも、避難所を開設する想定すらなっていなかったようで、2,3階がある人は、垂直避難が前提。避難所に行くとしても、水、食料、衣類は持って行かないと数が足りません。

また、ペット、障碍者、ホームレスの問題など、課題がのこってますが、いざとなったら避難所の人だけで何とかしなければなりません。災害時に役所の人、学校関係者がくるとはかぎらないのですから・・