介護タクシーは儲かるのか??
結論から言うと「儲からない!」。
介護タクシーとは、車椅子などの介助を必要とする方を乗せるタクシーである。路上や駅のロータリーなどで、お客を拾うことは出来ず、予約を受けてお迎えに行く必要がある。
お客様の95%は病院への通院、退院、転院がらみで、冠婚葬祭、お花見、お墓参りもあるけど、コロナ以降めっきり減ってしまった。つまり、病院の営業時間が稼ぎ時である。
多くの方は、午前中に通院し、お昼前後にお帰りになります。
私の所は、30分程度の距離に、4病院(大学病院、総合病院)があり、9時から12時までに3搬送が可能である。
お昼過ぎから、行った順にお帰りがあったとすると、理想はこんな感じになる。
1搬送が¥4,000だとすると、6搬送なので¥24,000が売り上げとなる。
このペースで24日がすすむと、¥576,000が月の売り上げ!!
いやいや、無理!!
何が無理なのか??
そもそも、予約が都合よく入らない。多少は交渉可能だが、30分の変更はかなり難しい。
しかもお帰りも都合よくいかないので、お帰りが重なった場合は、待ってもらうか、同業者に依頼する事になるが、売上にはならない。
また、ちょっと距離がある仕事はうれしいが、他の予約は取れないジレンマがある。
実際はこんなもんである。この1週間の売り上げは¥88,000。
このペースで進めば、4週として¥350,000/月ぐらいの計算になる。
実際にはこれよりスケジュールが薄い週のが売り上げが良かったりもするが、運しだいだな。
早い話、タクシーは時間を切り売りしているのだ。いかに密度濃く、付加価値(ストレッチャー)のある仕事を取れるか?が、稼げるかどうか?であーる。